ちょっとの手間でBBQの肉を圧倒的においしく焼く5つのコツ

夏といえばBBQ。僕も大好きです。ビール片手に牛、豚、鶏、羊、海老、貝、いか!もう最高ですよね。

手軽にできるということもBBQの大きな魅力の1つですが、今回の記事では、ちょっとした手間でBBQの肉を圧倒的においしくするためのテクニックを紹介してきます。

「分かってんのか?バーベキューをやるには知識とか経験とかいるねんぞ!」

というチュートリアルのネタがありますが、僕はこれはボケじゃなくて真実だと思ってます。

勝負はBBQの前日から始まっています。

コツ1:肉に下味をつける

日本でやるBBQの9割が、肉に塩とこしょうだけして焼いて、あとは焼き肉のタレをつけて食べるというパターンなんじゃないかと思います。

僕はイギリスで暮らしているんですが、こちらで色んな国の人とBBQして驚いたのが、ともかく肉にしっかり下味を付けるということです。

これはホントにおすすめです。特に鶏肉、豚肉は絶対下味をつけたほうがいいです。

日本には下味用のソースがあまり売っていないと思いますが、刻んだニンニク、醤油、酒、みりん、はちみつ(無ければ砂糖でOK)を混ぜたただけのものでも十分です。隠し味として少しウスターソースをいれてもOKです。

BBQをやる前日に、下味のソースと肉をジップ付きの袋に入れ、冷蔵庫に一晩置いておきましょう。

ちなみに僕はイギリスで人気のレストランNado'sのペリペリソースをよく使っています。日本では並行輸入品になるのでちょっと高いですが、アマゾンなどで購入できるようです。

コツ2:肉は常温に戻しておく

冷凍の肉を解凍せずにそのまま焼くのはもちろんご法度ですが、冷蔵庫に保管していた肉もきちんと常温に戻してから焼きましょう。

簡単な話です。焼く直前ではなく1時間前に冷蔵庫から取り出しておくだけです。厚めの肉はもう少し早めに取り出しておいてもいいかもしれません。

冷たい肉を焼くと、外ばかりが焦げてしまい、中心にしっかり火が通りません。ちょっとの違いのように思うかもしれませんが、仕上がりに大きな差を生みます。

食材を常温に戻すというのは、BBQに限らず料理の基本です。

コツ3:炭を均一に広げない

上に網が載っているようなBBQコンロを前提にしますが、炭をコンロの中にまんべんなく均一に広げるのはNGです。知っている人からすれば基本中の基本かもしれませんが、意外に知らない人も多いんじゃないかと。

炭は少し片側に寄せるのが鉄則です。

少し大きめのコンロであれば、エリアを3つに分けて、炭のない場所、炭の少し置く場所、炭を重ねて置く場所を作ります。

これは、網の温度を低、中、高と分けるためです。肉は高温の場所で、野菜は低温の場所でというように分けることができます。

これは、次に紹介する肉を休ませるためにも必要です。

高温エリアでは炭をどの程度重ねて置けばよいかはミシシッピテストで感覚を掴みましょう。ミシシッピテストについては、下のサイトを参考にして下さい。

このサイトは、ミシシッピテストだけでなく、BBQに関する多くの情報が載っているので、一度は目を通すことをおすすめします。

参考サイト:日本バーベキュー協会

コツ4:厚い肉は焼いた後に休ませる

バーベキューの醍醐味は、焼き肉用の小さく切られた肉ではなく、大きくて分厚いステーキ肉を豪快に焼くことです。

ただ、厚手のステーキ肉を焼く時には上手くやらないと、周りはしっかり焦げ目が付いているのに、切ってみたら真っ赤な血が流れてくるなんてことになりがちです。これはレアとは言いません。生焼けなだけです。

この生焼けは、肉を休ませることで防ぐことができます。

火力の強い場所で両面をしっかり焼いた肉は、お皿にとってアルミホイルをかぶせて10分ほど待ってから切りましょう。

面倒くさければ、コンロの低温側に移動してしばらく放置しておくだけでもいいです。

中までうっすらと火が通って、ピンク色の完璧なミディアムレアを作ることができます。

休ませることで血や肉汁が肉の中に溶け込んで固まるので、切った時に皿が真っ赤に染まることもなくなり、肉の旨味を逃すことなく存分に楽しむことができます。

家族や友人の前で見事なミディアムレアを披露できれば、"Well done!"と喜ばれることうけあいです。

ちなみに、この休ませるという手法は、オーブンでローストビーフを焼くときなどにも不可欠の工程です。

コツ5:コンロの蓋を活用する

最後のポイントは、コンロの蓋を活用するテクです。BBQコンロを買うときは、必ず蓋付きのものを買って下さい。

蓋を使うのには2つの効果があります。

1つは肉の中心部をしっかり温めることです。

BBQはどうしても下側が熱く、上側は温度が上がらないので、大きめの肉は何度か裏返しても中に火が通りづらいという欠点があります。

ちょっと大きめの鶏などを焼く場合、中までしっかり火を通したいけど、焦がしたくないという時は、表面を焼いた後で数分間蓋をしめて蒸し焼きにするとうまくいきます。

フタを使うことのもう1つの利点は、肉にスモーキーな香りがつくことです。

燻製用のさくらチップなどを入れる必要はありません。数分の蒸らしでいい感じで炭の香りがつきます。

ちょっと高いですが、蓋付きのコンロとしてはウェーバーのワンタッチグリルがおすすめです。これはかなりイバリのきくコンロです。

サイズが2つありますが、家族や4、5人でやるBBQであれば、18.5インチのもので十分です。

今回伝えたかったこと

バーベキューは総合芸術です。

焼くだけでもそれなりに美味しいものになるのがBBQの魅力ではありますが、上で紹介したちょっとしたテクニックでその美味しさは格段にあがります。

どれも簡単なコツばかりなので、ぜひ覚えておいて下さい。大学サークルの合宿や週末の家族サービスで、みんなが憧れるBBQヒーローになることまちがいなしです。