論理的思考力が試される古典的論理パズル「ウェイソンの4枚カード問題」

answer最近、ある論理パズルがイギリスでちょっとした話題になっていて、いくつかのニュースサイトやブログなどでとりあげられていました。

なんと、正答率が10%という低さなので、これが分かればあなたの論理的思考力はかなりのものです。

試してみたくないですか?あなたの論理的思考力?

イギリスの心理学者による有名な論理パズル

この論理パズルは「ウェイソンの4枚カード問題(Wason 4 card problem)」と呼ばれているもので、イギリスの心理学者ピーター・ウェイソン (Peter Wason)が1960年代に考案したものです。

なぜ最近になって取り上げられているのか分かりませんが、もともとは、彼が人間の考え方くせについて研究する際の実験の一つとして作成した問題で、認知心理学の分野ではかなり有名な問題のようです。

前置きはこのぐらいにして、問題を見てみましょう。

下の図ような4枚のカードがあります。この4枚のカードに関して、「あるカードの片面に偶数が書かれていれば、その反対の面はブルーである。」といった命題が与えられます。

それでは問題です。

この命題が正しいかどうかを確かめるためには、少なくともどのカードを裏返さなければならないでしょうか?

全部裏返すとかはもちろんだめです。できるだけ少ない回数で命題の真偽を確かめたいということです。

選択肢としては、「この命題の真偽を確かめるためには、カードを全くめくる必要がない」から、「全てめくる必要がある」という場合まで、下の図のように全16パターンがあります。どれが正解か分かるでしょうか?

命題の逆・裏・対偶の関係

下にちょっとしたヒントを書くので、自力で解きたい人は、ここでストップして考えてみてください。

分かった人は(分からない人も)、下の動画から答え合わせをしてみてください。

動画は全て英語なんですが、問題は紹介した通りです。上に示した16個の選択肢が出てきた場面で「Click on your answer.」という言葉が聞こえたら、正解だと思うものにマウスカーソルを合わせてクリックしてみてください。

*注意: モバイル端末を使用している場合、動画は見られますが、クリック(タップ)しても反応しないかもしれません。モバイル端末から答え合わせをしたい方は、こちら(英語にある正解動画のリンクを辿ってください。

いかがでしたか?

ウェイソンの実験では、正答率はたったの10%だったそうです。

被験者の年齢などが不明なので確かなことは言えませんが、かなり低い数字ですね。

おそらくこの問題は、高校一年生の数学で習った「対偶」という概念を覚えている人にとっては、結構簡単というか、一瞬で分かる問題ではないかと思います。

念のため復習をすると、ある命題

「p→q: pならばq」

に対して、その対偶は

「not(q)→not(p): qでないならばpでない」

ですね。そして、大事なポイントは「もとの命題が真であれば、その対偶も真である」ということです。

もしかしたら、大学生や社会人より、高校生の方が正答率が高いかもしれませんね。

論理的的思考とは

日本でもビジネスマンの自己啓発系の本なんかで論理的思考うんぬんというのはよく聞きますが、海外でもこういうトピックスは結構人気があるようです。

実際、イギリスの本屋でもロジカル・シンキング系の本をよく見かけます。

寂しがり屋の僕は、Lonely的思考には結構自信があるんですが……。

さて、この4枚カード問題のような論理パズルが好きな人は、以下の記事も楽しんでもらえるはずです。

今回のパズルが分かった人。この記事をシェアしつつ、周りに自分の論理的思考力の高さをさりげなくアピールしてもいいんですよ。