Googleの検索品質評価ガイドライン英文160ページまとめ

google今回の記事は、もうタイトルそのままです。一部で話題となっているグーグルの検索品質評価ガイドラインについて紹介します。

このガイドラインは、英文160ページという特大ボリュームで、SEOに役立つ情報がたくさん載っています。

できるだけ要点を絞りつつまとめていきます。ブロガー必見の記事になるはずです。

Googleの検索品質評価ガイドラインとは?

Googleがウェブサイトやページの検索結果の品質を評価するためのガイドラインの公式版がでたようです。

このガイドラインはGoogleの検索結果の品質に対するガイドラインですが、その中にはGoogleの指示で作業するサイトやページの評価者が、どのようにそれらの品質を評価するべきか、いわゆるページ品質評価の基準も載せられています。

この評価者によるサイトやページの評価がGoogleでの検索順位にそのまま反映されるわけではないのですが、Googleはこのガイドラインで高評価となるようなサイトやページを検索で高順位に持ってくるように日夜アルゴリズムの改良をしているはずです。

つまり、このガイドライン内になる基準に沿ったサイトやページ作りができれば、かなり強力なSEOになることは間違いありません。

全体の目次と各パートの概要

というわけで、何やら色んな情報が入ってそうなガイドラインですが、まずは目次を訳してみました。

一般ガイドライン 

Part 1 ページ品質評価ガイドライン
1.0 ページ品質評価のイントロダクション
2.0 ウェブページとウェブサイトの評価を理解する
3.0 ページ品質評価基準の概要
4.0 高品質ページ
5.0 最高品質ページ
6.0 低品質ページ
7.0 最低品質ページ
8.0 中品質ページ
9.0 品質評価:重要な事柄
10.0 特定のタイプのページの品質に関する事柄
11.0 ページ品質に関するよくある質問

Part 2 モバイルユーザーのニーズを理解する
12.0 モバイルユーザー、クエリ、リザルトを理解する

Part 3 ニーズメット評価のガイドライン
13.0 ニーズメット基準を使った評価
14.0 「ポルノ」、「外国語」、「ロードできない」、「利用が難しい」結果の評価
15.0 E-A-Tとニーズメットの関係
16.0 複数の解釈、意図のあるクエリの評価
17.0 クエリとランディングページの特性
18.0 ニーズメット評価と新鮮さ
19.0 スペルミス、タイプミスしたクエリと結果
20.0 URLクエリを完全には満足しない結果
21.0 製品クエリ: 行動 (Do) vs. 情報 (Know) Intent
22.0 ビジットインパーソンを意図したクエリの評価

Part 4 評価プラットフォームの利用
23.0 イントロダクション
24.0 評価プラットフォームへのアクセス
25.0 評価プラットフォームのスクリーンショット
26.0  ニーズメット評価作業ページのスクリーンショット
27.0 ニーズメット評価インターフェイスに関するノート
28.0 「問題の報告/作業の公表」の利用
29.0 ランディングページ複写を使った結果の報告

Google General Guideline (November 12, 2015)

全体は、4つのパートに分けられています。

  • Part 1:ウェブサイトやページの一般的な評価基準について説明されています。詳細は後ほど紹介しますが、メインコンテンツの質や量、専門性、権威、信頼性の重要性などが説明されています。
  • Part 2:モバイルユーザーの特性、彼らがどのようにモバイル端末を扱うのかについて説明されています。Part 3の予備説明的な位置付けになっています。
  • Part 3:ニーズメット(Needs met)評価という検索品質基準についての説明です。ここでいうニースとは、基本的にモバイルユーザーを対象としてます。
  • Part 4:評価者が、評価作業の際に使う操作画面のテクニカルな説明です。サイト運営者にはあまり関係ありません。

実質サイト運営者に役立つ情報は、Part1, 2, 3になりそうです。

もとのアウトラインをそのまま活用していますが、そのまま全訳しているわけではなく、要点を絞ってまとめたつもりです。ただし、サイト作成の役に立ちそうな点や注意すべき点などは細かいところも紹介するように心がけました。

ちなみに、僕はSEOの専門家ではないので、専門用語の日本語については正直自信がありません。間違いがあれば、ツイッター等で指摘いただけるとありがたいです。

気になるところなどがあれば、実際に原文をチェックしてみてください。非常にシンプルでわかりやすい英語で書かれているので、英語がそれほど得意でない人でも頑張ればいけるはずです。

なお、ガイドラインのpdfは以下のSEO JAPANさんの記事内にリンクがあります。

Googleが検索結果の品質を評価するガイドラインの完全版を公開(SEO JAPAN)

Part1 ページ品質評価ガイドライン

1.0 ページ品質評価のイントロダクション

ページ品質の評価者には以下が必要になる。

  • 一般ユーザーとしてウェブを利用する際の経験
  • このガイドラインに関する深い理解
  • そして一番大事なのは、実際にページ品質評価作業を実施すること!

2.0 ウェブページとウェブサイトの評価を理解する

2.1 重要な定義

  • ウェブページ:ワールドワイドウェブの一部となるドキュメント
  • URL:ブラウザでウェブページを見つけ、表示するのに使う文字列
  • ウェブサイト、サイト:ウェブページの集まりで、通常、内部リンクを含み、個人、企業、教育機関、政府、団体によって作られている
  • ホームページ:サイトのメインページ。通常サイトの最初のページ
  • サブページ:ホームページ以外のサイト内ページ
  • ウェブマスター:サイトをデザイン、開発、管理する人

2.2 ウェブページの目的

ウェブページが存在する目的はいろいろあるが、ユーザーに役立つものでなくてはならない。ユーザーに役立つ限り、そのページの目的が限定される必要はなく、辞書的なサイトが必ずしも冗談が載ったサイトより高い品質というわけではない。

典型的なページの目的には以下のものがあるが、これに限定されるわけではない。

  • あるトピックに関する情報をシェアする
  • 個人的、社会的な情報をシェアする
  • 写真、動画、その他のメディアをシェアする
  • 意見や視点を表現する
  • 楽しませる
  • 製品やサービスを売る
  • ユーザーに質問や回答をさせる
  • ユーザーにファイルをシェアさせたりダウンロードさせる

2.3 YMYLページ (Your Money or Your Life)

以下のように、ユーザーの将来の幸せ、健康、経済に大きな影響を与える可能性があるページをYMYLページ (Your Money or Your Life)と呼ぶ。

  • オンラインショッピング、オンラインバンキングなどのページ
  • 投資、税金、退職計画、住宅購入、保険などのお金に関する情報のページ
  • 健康、病気などの医療関連の情報に関するページ
  • 離婚、遺書などお法律に関する情報のページ
  • その他(養子、安全などに関するページ)

YMYLページについては、低品質なページがユーザーの幸福、健康、経済に及ぼす影響が非常に大きいため、高品質ページと評価されるための基準を非常に高くしている。

2.4 ページ内の要素について

  • メインコンテンツ (MC):ページの存在意義であり、MCの品質がページの品質に重要な役割を果たす。
  • 補助コンテンツ (SC):補助コンテンツも重要で、ページの目的を手助けすることもあれば、それを損なう可能性もある。
  • 広告 (Ads):多くのページには広告が存在しているが、広告があるかないか自体は、そのページが高品質か低品質かを決める理由にはならない。

2.5 ウェブサイトを理解する

ウェブページは、それ単体ではなくウェブサイトの一部の要素と考える。従って、ページ品質評価を考える上で、そのページが属するサイトが基準になる場合がある。

ウェブサイトには、以下のような要素もある。

  • ホームページ
  • サイト責任者の情報
  • About Us、お問い合わせ、カスタマーサービス情報

2.6 ウェブサイト管理

ウェブマスターは、サイトのアップデートや管理に責任がある。サイトの管理状況を把握するには、リンク切れがないかや、定期的にサイトが更新されているかを確認する。

2.7 ウェブサイトの評判

サイトの評判は、実際のユーザーの経験、そのサイトの分野の専門家の意見が基準になる。

2.7.1 評判調査
評判を調査するには、専門家、ニュース記事、信頼できる個人によるレビュー、引用、推薦などをもとする。

2.7.2 評判の情報源
情報のソースは、機械的に作られたものではなく、人によって書かれたものを使う。

2.7.3 お店、ビジネスのカスタマーレビュー
カスタマレビューは評価の上で非常に助けになる。ただし、数が少ない場合などは注意が必要。肯定的、否定的なレビューの両方を注意深く参考にする。

2.7.4 評判に関する情報をどのように探すか

  1. そのサイトのホームページを把握する。
  2. そのサイト以外で、そのサイトに言及されているページを探す。IBMのウェブサイトの評判を調べるのであれば、Googleで[ibm -site:ibm.com]、 [“ibm.com” -site:ibm.com]、 [ibm reviews -site:ibm.com] 、[“ibm.com” reviews -site:ibm.com]などを使う。
  3. そのサイトに関する記事や、レビュー、投稿、議論などを探す。
  4. ウィキペディアや有名なニュースサイトの記事などでその企業や団体の情報を確認する。

2.7.5 評判に関する情報を見つけられなかったら
小さい会社、団体は、そのサイトの評判が見当たらないことも多い。こういった小さな組織については、評判がないからといってそのページが低品質であるという認識はすべきでない。

3.0 ページ品質評価基準の概要

基準は、最高品質 (Highest)、高品質 (High)、中品質 (Medium)、低品質 (Low)、最低品質 (Lowset)。これらの間の基準、最低品質+、低品質+、中品費+、高品質+を使っても良い(+は1/2)。

4.0 高品質ページ

4.1 高品質ページの特徴

高品質ページとして評価されるには、少なくとも以下の特徴の一つが要求される。

  • メインコンテンツが高品質で十分な量であること
  • そのトピックに関して高い専門的、権威、信頼性を有すること
  • サイトが、そのトピックに関してよい評判をえていること

4.2 高品質メインコンテントの十分な量

メインコンテンツの品質が、高品質評価を下すために最も重要な要素で、時間、努力、専門性、才能/スキルの少なくともいずれかが必要である。コンテンツの量は、ページのトピックスと目的を満たすために十分でなければならない。

4.3 高レベルの専門性、権威、信頼性 (E-A-T)

高品質ページ、サイトはそのトピックに関する十分な専門性、権威、信頼性 (Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)が必要である。

4.4 ポジティブな評判

評判は非常に重要である。評判がないものでも高品質評価は得られるが、低い評判のものには高品質評価はつけられない。良い評判のものはそのサイトを高品質にする理由になる。

4.5 役に立つ補助コンテンツ

補助コンテンツは高品質ページという評価を与える上で重要な役割を果たす。ただし、小さい組織や個人ページには必ずしも必要ではなく、補助コンテンツがなくても、高品質、最高品質になりうる。

4.6 機能的なページデザイン

高品質ページは、ページの目的を達成するために機能的なレイアウトである。具体的には、以下のような特徴を持つべきである。

  • メインコンテンツは目立つように、前面に、中心に表示されているべきである。
  • メインコンテンツはユーザーがページを開いたら、すぐに目に入るべきである。
  • 何がメインコンテンツがはっきりしているべきである。
  • 広告や補助コンテンツは、メインコンテンツを邪魔しないようにすべきである。
  • 明確な表示かページの構成やデザインによって、ページのどの部分が広告かをはっきりさせるべきである。

見た目が華やかだからといって、それでページ品質を評価すべきではない(機能性が重要)。

4.7 十分な量のサイト情報

ウェブサイトにはしばしば以下のような情報が含まれている。高品質サイトには、そのサイトの目的に応じて、必要な情報が明確に示されている必要がある。

  • About Us情報
  • 問い合わせ先、あるいはカスタマーサービス情報
  • 内容の責任者で、サイトの管理者の情報

4.8 よく管理されたウェブサイト

サイトがどのくらいの頻度で更新されるべきかはそのサイトの目的によるが、高品質サイトは概ね適切に管理、更新されている。

4.9 高品質ページの例

省略

5.0 最高品質ページ

最高品質ページは、そのページの目的を非常によく達成しているページである。高品質と最高品質の違いは、メインコンテツの質、E-A-T(専門性、権威、信頼性)、そのサイトの評判にによる。

5.1 非常に高品質のメインコンテンツ

非常に高品質、あるいは最高品質のメインコンテンツは、非常にたくさんの時間、努力、そして特に専門性、才能、能力をかけて作られている。

5.2 非常に高レベルのE-A-T

最高品質のページ、サイトは非常に高いレベルの専門性、権威、信頼性 (E-A-T)を有する。

5.3 非常に良い評判

最高品質という評価を与える上で、評判の調査は極めて重要である。非常に良い評判は何らかの受賞や、有名な専門家からの推薦などがある。

もう少しカジュアルなユーモア系のサイトやレシピサイトなどでは、人気やユーザーのレビューなどが評判の証拠として考慮されうる。

5.4最高品質評価のページ

省略

6.0 低品質ページ

低品質ページは、そのページの目的を達するために必要な要素を満たしていない。以下に該当するページは、低品質と評価するのが適当である。

  • メインコンテンツの質が低い。
  • そのページの目的に対してメインコンテンツの量が足りていない。
  • ページ、サイトのE-A-Tが足りていない。
  • サイトの評判が悪い。
  • 補助コンテンツが邪魔だったり、ページの目的を助けていない。

以下に該当することも低品質評価となる可能性がある。

  • サイトの情報が不十分である。
  • 有用な補助コンテンツが欠けている。
  • ページのデザインが欠けている。
  • ページの管理やアップデートが欠けている。

6.1 低品質メインコンテンツ

ページ品質評価で最も大事なことの一つがメインコンテンツの質である。十分な時間、努力、専門性、才能/技術なしに作られたページは低品質評価とする。

低品質なメインコンテンツは、それだけでページを低品質評価にする理由となる。

6.2 メインコンテンツの不十分な量

そのページの目的に対してメインコンテンツが不十分な量だと低品質サイトなることがある。

メインコンテンツの量の不足は、それだけでページを低品質評価にする理由となる。

6.3 E-A-Tの不足

トピックスによっては、高い専門性が要求される。特に、医療、法律、金融アドバイスなどのYMYLトピックスは権威あるソースに基づいた情報でなければならない。

メインコンテンツのE-A-Tの不足は、それだけでページを低品質評価にする理由となる。

6.4 悪い評判

評判の調査は、ページ品質評価で必ず実施される。悪意がなくお金に関わる詐欺でなくても、明確に悪い評判がある場合は、低品質評価となる。

6.5 低品質の証拠となりうるもの

ページの品質を判断する上で、大規模な企業によるページと素人の趣味的なページとでは基準が大きく異なる。

以下の特徴は、低品質の証拠となりうるが、小規模のサイトに必ずしもあてはめることはできない(親戚友人に見せることを想定して写真をアップしているサイトに毎日に更新は必要ない)。

  • マネタイズページに飛ばすためだけの補助コンテンツや邪魔な広告
  • 役に立つ補助コンテンツの欠如
  • 意図的にユーザーの注意をメインコンテンツから広告などに移すようなデザイン(多量の広告、閉じないポップアップなど)
  • サイトの不十分な管理、アップデート
  • サイトに関する情報の不足が不十分

6.6 低品質ページの例

省略

7.0 最低品質ページ

ユーザーに害を与える、ユーザー騙す、ユーザーの役に立たずにお金を稼ごうとするようなウェブサイトやページは最低品質と評価される。

7.1 有害で悪意のあるページ

フィッシングサイトのように有害で悪意のあるページは最低品質評価となる。

7.2 ページの目的がない

存在理由が見つけられないようなページは最低品質評価となる。

7.3 欺くページ

ユーザーの役に立つのではなく、ユーザーやサーチエンジンを騙すようにデザインされたページは最低品質評価となる。

7.4 最低品質メインコンテンツ

以下に当てはまるものは、最低品質メインコンテンツか、メインコンテンツなしとみなされる。

  • ユーザーの役に立つメインコンテンツがページ上にない。
  • メインコンテンツがキーワードを埋めただけのもの。
  • メインコンテンツが支離滅裂で、意味をなしていない。
  • メインコンテンツが時間、努力、専門性などをかけずに自動生成されたものや他のソースからコピーしたもの。

7.5 サイトに関する情報がない

サイトの責任者や連絡先などに関する基本的な情報がないものはは最低品質評価となりうる。

7.6 極めて信頼性が低く、権威もなく、不正確、誤解されやすいもの

詐欺のサイト、不必要な個人情報の入力を促すサイト、フィッシングサイトなどは、最低品質評価とする。

7.7 廃墟、あるいは乗っ取られたサイト

誰も管理をしておらず、またハッキングされているようなサイトは、最低品質と評価するべきである。

7.8 非常に悪い評判

非常に悪い評判のサイトは、そのサイトの全てのページに最低品質の評価をつけるべきである。

7.9 最低品質ページの例

省略

8.0 中品質ページ

中品質ページは、ページの目的を達しているが、高品質評価に値するために必要な特徴に欠けているものである。

8.1 中品質ページの例

省略

9.0 品質評価:重要な事柄

9.1 ページ品質評価作業のインストラクション

品質評価者の事務的な話なので省略

9.2 品質評価における3つの最重要項目

  • メインコンテンツの質と量
  • ページとサイトの専門性、権威、信頼性(E-A-T)
  • サイトの評判

9.3 E-A-T: ページかサイトか

個別ページ、サイト、あるいはその両方のE-A-Tを見る場合がある。

複数の著者が執筆するサイトやYou Tubeのようにユーザーがコンテンツを作るサイトの場合は、個別ページのE-A-Tを確認する。

一方、以下の場合は、サイトのE-A-Tを確認する。

  • サイト全体が一人、あるいは一つの団体で作られている場合。
  • 科学雑誌などで、複数の著者がいても、代表者によるしっかりした編集が行われている場合。
  • そのサイトが関わる分野の専門家から、著しい高評価を受けているサイト。

10.0 特定のタイプのページの品質に関する事柄

10.1 辞典ページの評価

Wikipediaのように不特定多数の人が作るサイトの場合、特定の執筆者が不明なので、ページの評価はその分野の専門家からの評判によることが多い。

一般的にはWikipediaのようなサイトは高品質、最高品質評価となることが多いが、医療、金融など、極めて高い専門性が要求されるページはその限りではない。

10.2 エラー、あるいはメインコンテンツのないページの評価

通常、機能していない、あるいはリンク切れのページは低品質として評価されるべきである。

一方、そこにユーザーが求めるコンテンツがないことをきちんと明示しているページは、中品質、場合によっては高品質ページになりうる。

10.3 フォーラムやQ&Aページの評価

フォーラムやQ&Aページの評価では以下に留意する。

  • フォーラムやQ&Aページのメインコンテンツに質問とのその結果、議論が含まれているべきである。
  • フォーラムやQ&Aページの評価には、そのサイトが専門家から高い評価をうけているだけでなく、そのページの議論に専門家が参加しているべきである。
  • そのページで議論に参加している人ではなく、そのページを訪れたユーザーの視点で評価する。

11.0 ページ品質に関するよくある質問

省略

Part 2 モバイルユーザーのニーズを理解する

12.0 モバイルユーザー、クエリ、リザルトを理解する

Understanding-mob-users

General guideline by google

ユーザーは様々な環境で、様々な目的でモバイルを使います。モバイル評価作業を行うためには、モバイルを使った経験が必要です。

12.1 評価のための重要な用語の定義

  • クエリ (Query): ユーザーがモバイルに入力する単語、数字。
  • ユーザー (User): モバイルにタイプしたり音声入力することでなにかを実行しようとする人。
  • ユーザーの意図 (User Intent): ユーザーがタイプや音声入力する時、彼ら/彼女らが実行したいことのゴール。
  • ロケール (Locale): クエリの言語とロケーション。2文字の国コードで表される。
  • ユーザーロケーション (User Location): ユーザーの所在地。
  • リザルトページ (Search Engine Results Page, SERP): クエリを入力に出てくる検索エンジンの結果ページ。リザルトブロックで構成される。
  • リザルト (Result): リザルトブロックとランディングページのこと

12.2 クエリを理解する

ページやサイトを評価する上で、クエリの理解は重要。ユーザーのクエリや意図がわからなければグーグルやオンライン辞書で調べる。

12.3 タスクのロケールとユーザーのロケール

ユーザーのクエリと意図を理解する上で、ロケールは非常に重要。同じクエリでもユーザーの所在地によってユーザーの欲しい情報は違う。

例) [Football]→イギリスならサッカー、アメリカならアメフト

*[ ]は、ユーザーの検索クエリをイメージしてください。

12.4 明確なロケーションが示されたクエリ

ユーザーのクエリの中に明確な場所が示されている場合は、その情報に注意する。クエリとして入力された場所がユーザーのロケーションと必ずしも一致するわけではない。

12.5 複数の意味を持つクエリ

多くのクエリは複数の意味を持つ。クエリの解釈は以下のように分類される。

  • 支配的解釈:あるクエリを入力した時にもっとも多くのユーザーが意図するもの。例) [Apple]→コンピューターのApple
  • 一般解釈:あるクエリを入力した時にある一定数のユーザーが意図するもの。例) [Apple]→りんご
  • マイナー解釈:あまり一般的でないが、少数のユーザーの意図としてありえる解釈。例) [Apple]→人名のApple

12.6 クエリの意味は時代とともに変わる

クエリの意味は時代とともに変わるが、クエリ内に明示されないかぎり、ユーザーは最新の情報にアクセスしたいと想定する。

例) [George Bush]; 1994年のユーザー→パパブッシュ(41代)、2004年のユーザー→子ブッシュ(43代)

12.7 ユーザーの意図を理解する

12.7.1 ノウクエリ、ノウシンプルクエリ

  • ノウクエリ:あるトピックに関する情報を得るためのクエリ。例) [barack obama]→ノウクエリ
  • ノウシンプルクエリ:もっと狭い範囲で特定の情報を得るためのクエリ。例) [barack obama height]→ノウシンプルクエリ

ただし、モバイルでは、[wheather]というクエリが、「ユーザー所在地の現在の天気」を意味することも多く、このような場合もノウシンプルクエリとして扱う。

12.7.2 デバイスアクションクエリ

メールを送ったり、アプリを起動したり、ファイルをダウンロードしたりするためのクエリをデバイスアクションクエリと呼ぶ。

12.7.3 ウェブサイトクエリ

特定のウェブサイトやウェブページに辿り着こうとするのがウェブサイトクエリの意図。

12.7.4 ビジットインパーソンクエリとユーザーロケーション

近くにあるコーヒーショップやATMを探すといった意図でユーザーが入力するクエリ。

例えば、モバイルで、[Pizza]というクエリがあった場合、ユーザーはピザとは何かを知りたいのではなく、近所にあるピザ屋について調べたがっている可能性が高いということを認識する必要がある。

12.7.5 複数のユーザーの意図があるクエリ

多くのクエリは、ユーザーの意図がひとつ以上である。ユーザーの意図がどれに該当しそうかはサイト評価者が適切に判断する必要がある。

例) [walmart]というクエリは、近くのウォルマートに行きたい場合もあれば、この会社について調べたい場合もある。
*ちなみにウォルマートは大手スーパーマーケットチェーン

12.8 リザルトブロックを理解する

検索エンジンの画面の細かい名称の説明が主体なので省略

12.9 Rating on Your Phone Issues

モバイルサイト、ページの評価にあたっては、基本的にいつもと同じようにモバイルを使い、その体験をベースにして評価する。

  • サイトやページを開くか問われたら、開く。ただし、自動でアプリが立ち上がる場合は、そのアプリでの経験をベースに評価する。例えばYoutubeのページを開こうとしてYouTubeアプリが立ち上がったら、そのアプリ内の情報で評価する。
  • モバイルかデスクトップかを聞かれたらモバイルを選択する。
  • pdfファイルがあったら開く。
  • しばしば、デスクトップPCを使ったサイト評価作業に任命されるかもしれないが、別の指示がない限りモバイルユーザーの視点で評価する。
  • デバイスアクションクエリなどは、特に指示がない限りアンドロイド端末からのクエリだと想定して評価する。

Part 3 ニーズメット評価のガイドライン

13.0 ニーズメット基準を使った評価

ニーズメット基準では、検索結果がモバイルユーザーのニーズを満たし、彼らに有益なものかどうかが重要。基準は以下の5段階が基本だが、各基準の中間にしてもよい。

  • 完全一致 (Fully Meets):その検索結果だけで、同じ意図を持つほぼ全てのユーザーのニーズが満たされる。
  • 強一致 (Highly Meets):一部のユーザーは追加の検索結果を見たがる可能性があるものの、ほとんどのユーザーのニーズが満たされる。
  • 良一致 (Moderately Meets):一部のユーザーにとって非常に助けになるが、多くのユーザーが追加の検索結果を見たがる可能性がある。
  • 弱一致 (Slightly Meets):極一部のユーザーには役立つが、クエリと検索結果の結びつきが弱い。
  • 不一致 (Fails to Meet):ユーザーのニーズを全く満たさない。

検索クエリがあいまいな場合などは、どんな検索結果でも一致度が高いとは判断されない。

13.1 評価対象:ブロックとランディングページ

ニーズメット評価の対象には以下のようなものがある。

  • 特別内容ブロック (Special Content Result Block):地図や辞書などが表示されている部分
  • ウェブ検索結果ブロック (Web Search Result Block):いわゆる検索結果としてウェブページへのリンクなどが書かれたの部分
  • デバイスアクションブロック(Device Action Result Block):モバイル端末のアプリなど

13.2 完全一致の例

他の情報が一切不要になるような検索結果。

  • 例1) [amazon] @ Austin, Texas → Amazon.comのリンクが表示される。
  • 例2) [open instagram] @ Laguna Beach, California →インスタグラムのアプリが起動する。
  • 例3) [london time] @ New York, New York → ロンドンの現地時間が表示される。

*[ ]は検索クエリ、@以降はユーザーの所在地を表しています。

13.3 強一致の例

クエリを満足させるとともに、高品質、権威がある、楽しい、情報が新しいといった特徴がある。

  • 例1) [prestige bmw] @ Ramsey, New Jersey → Prestige BMWという名のBMWのディーラーのオフィシャルページへのリンク(すぐにこのディーラーに行きたい人にとっては地図情報などの方が有用)
  • 例2) [Turmeric] @ Sunnyvale, California → SunnyvaleにあるTurmericという名のレストランの地図、オープン時間など(Sunnyvaleに住む人が検索した場合、その町にあるTurmericというレストランを探している可能性が高いが、スパイスのターメリックについて調べたい可能性もある。)

13.4 良一致の例

クエリには対応しているものの、情報が完全ではなかったり、最新のものではないなどの問題がある。

  • 例1) [where is virginia in the us] @ Louisville, Kentucky → Virginiaに関するWikipediaの記載内容の抜粋(地図で見たい人もいる)
  • 例2) [every breath you take lyrics] @ Fort Davis, Texas → ある歌詞サイトのこの曲のページへのリンク(必ずしもこのサイトの内容が100%正しいわけではないのであれば、良一致評価が妥当)

13.5 弱一致の例

少数のユーザーのニーズを満たすのみの検索結果。

  • 例1) [britney spears] @ Baltimore, Maryland → ブリトニースピアーズに関する2006年のニュース記事へのリンク(ランディングページの内容が古すぎる。)
  • 例2) [abe lincoln’s birthday] @ Fort Davis, Texas → 歴代アメリカ大統領の誕生日に関するウィキペデイアの記事へのリンク(リンク先にとんだ後、さらにリンカーンの誕生日を探すためにスクロールなどの作業が必要。)

13.6 不一致の例

クエリに対応していない。ユーザーのニーズにも合致していない。

  • 例1) [german cars] @ Toledo, Ohio → スバルのオフィシャルページへのリンク(ユーザーは日本車を探していない。)
  • 例2) [obama] @ Austin, Texas → 小浜市の地図(アメリカのユーザーが調べたいのはオバマ大統領。)

14.0 「ポルノ」、「外国語」、「ロードできない」、「利用が難しい」結果の評価

flag

評価画面のフラグ (Google General Guideline)

ランディングページが「ポルノ」、「外国語」、「ロードできない」、「利用が難しい」に分類される場合は、評価時にそれぞれに対応したフラグをたてる。

14.1 「ポルノ」フラグ

わいせつな画像、リンク、テキスト、成人向けの広告などを含むページには「ポルノ」フラグをつける。

14.2 「ポルノ」結果の評価

検索結果のランディングページが「ポルノ」ページだった時の検索結果の評価は以下の通り。

  • ユーザーが「ポルノ」ページの閲覧を意図していないのが明らかなクエリ → 検索結果の評価は不一致。
  • ユーザーが「ポルノ」ページの閲覧を意図している可能性があるクエリ → 検索結果の評価は弱一致。
  • ユーザーが「ポルノ」ページの閲覧を意図しているのが明らかなクエリ → 検索結果の評価はクエリとの一致度による。

14.3 違法イメージの報告

児童ポルノなどの違法なページの扱いは、アメリカの連邦法に従う。

14.4 「外国語」フラグ

以下を除く言語で作られたページには「外国語」フラグをつける。

  • 評価者の言語
  • 英語
  • 評価者の所在地で一定数以上の人口が用いる言語

例えば、英語を話す人が少ない地域のユーザーの検索に対し、英語で書かれたランディングページが出た場合、その一致度は低くなる。

14.5 「ロードできない」フラグ

なんらからの技術的な問題でランディングページが見られない場合、その検索結果には「ロードできない」フラグをつける。このフラグがつくランディングページへのリンクが表示される検索結果は不一致。

14.6 「利用が難しい」フラグ

非常に小さい文字で書いてあったり、細かい部分を選択する必要があるなど、モバイルでの利用が不可能、あるいは著しく困難な場合は「利用が難しい」フラグをつける。

15.0 E-A-Tとニーズメットの関係

EAT-and-NEEDSMET

E-A-Tとニーズメット (Google General Guideline)

E-A-T評価はランディングページの専門性-権威-信頼性 (Expertise, Authoritativeness, Trustworthiness)で評価される。ニーズメット評価は、クエリと検索結果で評価される。

E-A-Tが高いことは、必ずしもニーズミット評価での一致度が高いことを意味しない。

例) [how do electric cars work]→電動車椅子に関するウィキペディアの記事

16.0 複数の解釈、意図のあるクエリの評価

[iPhone]のように、明確に一つのものを示すクエリもあれば、[Apple]のように複数の解釈が可能なクエリもある(Appleコンピューター、りんご、人名)。一番可能性が高いと解釈されるランでイングページを表示すると高一致とみなされる。

16.1 ウェブサイトクエリとビジットインパーソンクエリ

クエリの中には、ウェブサイトを見たい場合(ウェブサイトクエリ)と、実際にその場所に訪れたい場合(ビジットインパーソンクエリ)がある。

17.0 クエリの詳細とランディングページ

クエリには、あいまいなものから詳細なものまである。あいまいなクエリに対しては、人気のあるページを表示するのがユーザーにとって助けとなる(検索品質が高い)。

  • あいまいなクエリの例) [chair]、[library]
  • 詳細なクエリの例) [harvard anthropology library]、[ikea “henriksdal” highback upholstered chair]

18.0 ニーズメット評価とページの新しさ

以下のようなクエリは新鮮な情報を必要としている。それらのクエリに対しては、新しい情報が載ったランディングページだけが高一致とみなされる。

  • ニュース:[tornade]などと入力するユーザーはトルネードに関する最新情報が欲しい。
  • 定期的なイベント:[olympics]、[elections]などと入力するユーザーは、一番直近のオリンピック、選挙に関する情報が欲しい。
  • 現在情報:[population of paris]などと入力するユーザーは、現在のパリの人口が知りたい。
  • 製品情報:[windows OS]などと入力するユーザーは、最新のOSに関する情報が知りたい。

ページ作成日と最終ページ更新日は異なる。また、サイトによっては常に現在の日付を表示することにも注意する。

19.0 スペルミス、タイプミスしたクエリと結果

19.1 スペルミス、タイプミスしたクエリ

スペルミス、タイプミスが明確な場合は本来ユーザーが望んていたであろうことをベースに検索結果を評価する。ミスが不明確な場合は、入力されたスペルをもとに検索結果を評価する。

19.2 名前クエリ

人名に関しては、ミススペルと考えずに、入力されたスペルをベースに検索結果を評価する。
例) [micheal jordan]→バスケのMichael Jordanのページは検索結果として弱一致。

19.3 スペル提案ブロック

スペルミスやタイプミスをしたユーザーに、検索エンジンがスペルの提案する場合がある。この時は、その提案自体とその提案のリンク先にあるランディングページの両方の有用性を検索評価の基準とする。

20.0 URLクエリを完全には満足しない検索結果

urlを入力するタイプのクエリに対して、検索結果のランディングページが、そのurlのページと異なるからといって、必ずしも不一致評価というわけではない。

21.0 製品クエリ: 買いたい? vs 知りたい?

[ipad]などの製品に関するクエリの場合、その製品を買いたい場合と単に知りたい場合とがある。ユーザーが自分自身で何を買うべきかを調査できるようなランディングページはニーズに対する一致度が高いとみなされる。

22.0 ビジットインパーソンを意図したクエリの評価

ユーザーが実際に訪問することを意図したクエリの場合、具体的に場所が特定されていなくても、ユーザーの所在地の近くの情報が望ましい。ただし、その近さは対象によって異なる。

例) ガソリンスタンド→できるだけ近く、特別な医療機関→多少離れていても良いかもしれない

このガイドラインをSEOに活用するには

このガイドライン全体は、Googleが検索の品質を検証するためのガイドラインですが、Part 1で書かれている中身のほとんどは、評価者がサイトやページをどのように評価すべきかの基準に関するものです。

ともかくGoogleはユーザーに価値を提供することを最優先にしているようです。

現在どこまで検索アルゴリズムに組み込まれているかは分かりませんが、ここで高評価とされるようなページを作れば、ゆくゆくはGoogle先生からもお墨付きが得られるんじゃないかと思います。

また、Part 2としてまるまる20ページを使ってモバイルユーザーについて説明をしていることからも、Googleがいかにモバイルユーザーを大事にしているかが分かります。

Googleはサイトやページを単独で評価するわけではなく、クエリとの結びつきの中で評価するというのも改めて認識しました。基本かもしれませんが、ユーザーが検索するクエリをきちんとイメージして、サイトやページにキーワードを入れ込むことが大切なんだと思います。

このPart 2の部分を読んでみて、特にモバイルの場合、ユーザーが検索窓に入力しなくても、ユーザーの現在地などが検索アルゴリズムに何らかの形で影響するようですね。

今回紹介したガイドラインのPart 3では、モバイルを使っているユーザーの検索に対して、その検索結果をどう評価するかが説明されていました。また、検索結果の品質を判断する上での材料の一つとして、ランディングページの質についても言及されていました。

例えば、14.6にあるように、小さな画面で扱うのが難しいようなページに対するチェック項目があることから、レスポンシブデザインのようにモバイルでの閲覧を意識したデザインが非常に重要であることがわかります。

18.0には、内容によっては情報の新らしさが評価対象になることが述べられています。Googleがどのようにアルゴリズムに組み込んでいるかはわかりませんが、こちらも意識しておきたいポイントです。

と、これを書いている今まさに大変なことに気づいてしまいました。このガイドラインには全てのページ下部に「Confidential」と書かれていました。

え?秘密情報?

このガイドラインのpdfファイルは、SEO JAPANに普通にリンクがあったんで何の疑問もいだかずにダウンロードしてしまいましたが、もしかして本来見てはいけないものだったのかもしれません(正直なところ今でもよく分かりません)。

もともとガイドラインをガッツリとパクって参考にしてまとめていることもあわせて、実はGoogle先生におもいっきり喧嘩を売ってるんじゃないかと不安になってきました。

Googleに評価してもらうにはどうしたらいいかを書いたことで、かえってGoogleに嫌われるようなことになったらちょっと洒落になりません……。

何かの機会にこのブログを再び訪問してくれた時にこのガイドラインに関する記事がなくなっていたら、その時はどうかお察しください。