苦味が癖になるイギリスパブの定番ビール「Greene King IPA」

Greenking-Ipa

イギリスのパブでは、小さい店で4、5種類、大き店だと10種類以上のビールが売られています。

そんな中でも、大定番の銘柄の一つが「Greene King IPA」です。

今回は、イギリス人にも人気のこの定番エールについて紹介します。

イギリスの巨大パブチェーンGreene King

Greene King(グリーンキング)は、もともとBury St Edmundsという場所でオープンしたビールの醸造所です。

小さい醸造所の買収を繰り返して、今やイギリス最大の醸造所グループになっています。

ビールを作るだけでなく、イギリスでも最大のパブチェーンにもなっていて、イギリス内の多くのパブがここの看板を掲げています。

伝統的なパブを画一的なチェーンに変えていく手法には色んな批判もあるようで、確かにこのチェーンのパブはどこに行っても提供されるドリンクの種類や料理が非常に似ています。

その話は別の機会にするとして、今回紹介するグリーンキングIPAは、この会社のフラッグシップ製品ということで、系列店にはだいたい置かれているビールです。

 

インディア・ペールエール

ちょっと説明が遅れましたが、IPAはIndia Pale Ale(インディア・ペール・エール )を略したものです。

エールというのは上面発酵で醸造されるビールを指し、日本で一般的なラガービールと比べて非常に強いホップの香りとコクを持っているのが特徴です。

もともとイギリスからインドなどの植民地にビールを運ぶ際に、腐敗を防ぐためにホップを多めに入れたのがこのインディア・ペールエールの誕生の由来とも言われています。

グリーンキングIPAもこのインディア・ペールエールの一種ということで、やはり非常に独特の香りと強い苦味がします。

初めて飲んだ時はその苦さ故にあまり美味しいと感じませんでしたが、その後色んなビールを経験してから改めて飲んでみると、この苦さがクセになりました。

ちょっと大人の味が分かったかもという感じです。

これでもかというくらい強いホップの甘い香りと苦味、口のなかにねっとりと絡みつくような重めの飲み口が特徴です。

喉ごしというよりは、味をしっかりと楽しむビールです。

日本でも飲めるIPA

今回紹介したグリーンキングIPAは、なかなか日本で入手することは難しいので、イギリスに行く機会があれば、是非パブで注文してみてください。

イギリスに行く機会がない人も安心して下さい。

実は、IPA自体は日本でもたくさん売られています。

中にはサンクトガーレンのYOKOHAMA XPAように、海外でも高い評価を得ている国産IPAがいくつかあります。

アマゾンなどのオンラインショップを探せば色々見つかります。

あまり冷やさずに、香りと苦味をしっかりと楽しみながら飲むことをおすすめします。

お刺身などのさっぱりした料理よりは、揚げ物だとかステーキといった重めの献立と相性がいいと思います。ヘビー級同士のマリアージュです。

一つ注意して欲しいのは、アルコール度数です。イギリスのIPAが4%前後と比較的低いのに対して、日本のものは6%前後と結構高めです。

どんなアルコールもそうですが、飲み過ぎにはご注意下さい。