100円と3800円のiPhoneケース(2) 賢い消費者になるためには

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前回の記事で紹介したとおり、iPhoneのケースはアップルストアでは3800円で、100均ショップではもちろん100円で売られています。

その差38倍!

これがアップルという世界最強のブランド力のなせる技なのですが、消費者としてはどちらを買うのが正解でしょうか?

単に値札だけを見て100均ショップで買うべきか、信頼性のあるブランド品を買うべきか、それとも……。

今回の記事では、(広義の)ブランドというものの影響力がますます強くなっていく現在、賢い消費者が取るべき行動について考えてみました。

ブランドの付加価値

前回の記事でも紹介したように、Forbesの調査によると、2015年にアップルのブランド価値は世界一だそうです。

歴史や技術力で培われたブランドには、やはりそれなりの凄さがあります。

僕達消費者がアップル製品を手に入れることで得られる付加価値にはこんなものがあります。

  • 商品の持つ優れた機能、利便性
  • アフターサービスを含めた信頼性
  • スタバでドヤリングできる優越感

商品そのものの性能だけじゃなくて、それを持つことで得られる満足感や幸福感も重要な付加価値だということに注意してください。

それでは、消費者としてはどう判断するのが正しいのでしょう?やはりお金を多く払っても付加価値の高ブランド品を選ぶべきなんでしょうか。

答えは簡単です。ブランドを選ぶことによる付加価値とその価格差を比べればいいんです。

僕はiPhoneやマックを使っていますが、これらは他社から出ているスマホやコンピュータよりちょっと値段が高いです。

それでもこれらのアップル製品を買っているのは、上に挙げたような付加価値が他社製品との価格差を上回っているからです(とくにドヤリングで得られる満足感ね)。

一方で、僕は安いスマホケースを買ったことも正しい判断だったと思います。

例えばアップルのスマホケースだったら不良品の割合が少ないかもしれないし、何かあった時にちゃんと対応してくれそうです。

でも、それらは僕にとっては38倍、あるいは3700円のエクストラを払うだけの価値はありません。

自分にとっての価値を評価する

ここでポイントなのは、「僕にとって」ということです。

商品の付加価値もお金の価値も人によって違います。当たり前のことのようですが、実際には周りに流されている人が多いように思います。

もしあなたが身の回りの全てを大好きなマック製品で揃えることに強い幸福感を感じるのであれば、3800円のiPhoneケースを買うのは正しい選択です。

あるいはあなたが大金持ちで、100円と3800円の差が全く気にならないのであれば、アップルストアでiPhoneケースを買うというのもアリでしょう。

それを買うことで得られる満足感も大事なので、ヴェブレン効果(自己顕示欲を満たせる高級品の方が売れるという消費性向)を狙って値がつけられた高額商品を買うというのも、場合によっては正しい選択だと思います。

あくまでも自分が欲しい価値を与えてくれるのであれば。

これだけモノが氾濫していると、何を選べばいいのか分かりません。

ブランドが確立されている会社だったり、信頼できる人の意見をもとにして選ぶというのは一つの効率的な方法です。

ただ、ブランドだからこっちを買う、安いからあっちを買うというのはただの思考停止です。

そのブランドのどこに実質的な付加価値があるのかをちょっと考えてみることで、賢い消費ができるんじゃないかと思います。

以上、新しい腕時計を買う許可を妻から得るために日夜健闘している僕なりの理論武装を紹介してみました。