はくしょん!は英語で何?世界各国のオノマトペを集めた本が面白い

Chu

How to Sneeze in Japanse より

みなさんは、くしゃみをする時になんと言いますか?多くの人が「はくしょん!」と口にすると思います。

それでは、アメリカ人はくしゃみをする時に何と言うでしょう?ロシア人は?韓国人は?各国の言語には、それぞれ特有の「はくしょん」があります。

今回の記事では、こういった各国の言葉のオノマトペが紹介されている絵本『How to Sneeze in Japanese?(日本語ではどうやってくしゃみをする?)』をレビューします。

キックスターターで作られた本

各国の擬音語や擬態語が紹介されているこの『How to Sneeze in Japanese?』の作者は、イギリス、マンチェスターに住むジェイムス・チャップマン (James Chapman)というアーティストです。

彼自身は、英語以外の言葉をしゃべれないらしいのですが、いろんな言語が作る変わった音に興味を持ち、この本を制作したようです。

ただし、この本は普通の出版社からでている本ではなく、キックスターターで募った出資をもとに制作されました。

キックスターターについては、もはや説明不要かもしれませんが、クラウドファンディングサービスの一つです。何か作りたいもの、成し遂げたいプロジェクトがあった時に、多くの人から少額ずつ出資を募り、それを実現させるシステムです。

この本の出版にあたっては、印刷に必要な£1500(日本円で30万円弱)という当初の出資金目標をあっという間に達成し、最終的には当初目標の10倍を超える金額が集まりました。

締め切り前からいくつかのメディアで取り上げられていたこともあり、出資者は合計750人にのぼり、僕もそのひとりとしてちょっとだけ出資をしました。

具体的には、著者サイン付きの本(送料込み)、本のデジタルデータ、前作の『Animal Sounds(動物の鳴き声)』のデジタルデータのセットのため、£13(約2500円)を出資しました。

いろんな言語の「はくしょん」「ぱくぱく」「ちゅっ」

色んな言葉でハクション

How to sneeze in Japaneseより

この『How to Sneeze in Japanese』は、いろんな場面で人々が出す音が、言語によってどのように違うかをイラスト入りで説明している本です。

例えば、日本でくしゃみの音として知られる「はくしょん!」は、各国の言語ではこのようになります。

*カタカナは僕が勝手に書いた発音なので、ちょっと怪しいです。

  • 英語「Achoo(アチョー)」
  • ポーランド語「A-psik(アプシック)」
  • ベトナム語「Hat Xi(ハッチー)」
  • ヒンドゥー語「Achhee(アチー)」
  • オランダ語「Hatsjoe(ハッチョー)」
  • トルコ語「Hapsu(ハプシュ)」
  • ロシア語「Apchkhi(アプシキー)」
  • 韓国語「Eichi(アイチー)」
  • ポルトガル語「Atchim(アチム)」

この本によると、「はくしょん」の音は、周りの人が言っているのを聞くことを通じて、自分も似たような音をだすことになるようで、例えば耳が聴こえない人の中には、無音でくしゃみをする人もたくさんいるとのことです。

「はくしょん」の他にも、食べる時の「ぱくぱく」、冒頭にも載せた「ちゅっ」、泣くときの「しくしく」など人の動作や、心臓の「ばくばく」、お腹がすいた時の「ぐーぐー」など、全27の音が、合計39の言語で載っています。

全ての音が39言語で載っているわけではなく、一つの音につき、だいたい5から10程度の言語での表現が載っています。嬉しいことに、日本語は英語に次いで、いろんな音が紹介されていました。

本のタイトルにもなっていることから想像されるように、日本語は他の言語と違う表現をするものが多く、著者にとって、日本語の音は面白かったんだと思います。

実際に出ている音はそれほど変わらないはずなのに、各国の言葉で、これだけ表現が違うというのが非常に不思議ですね。

現在の所、残念ながらアマゾンなどでも販売されていないのですが、こちらのサイトでプレオーダーを募っており、日本への発送も可能なようです。

興味がある人は、是非読んでみてください。