コリン・ファース主演のスパイ映画『キングスマン』の3つの見どころ

キングスマン [SPE BEST] [DVD]

今回は、この秋日本公開予定のちょっとおバカなアクションスパイ映画『キングスマン-ザ・シークレット・サービス(原題:Kingsman-The Secret Service)』の見どころを紹介します。

イギリス暮らしという地の利をいかし、日本より一足早く鑑賞しましたが、最高にカッコよく、最高に笑える映画でした。コリン・ファース好きはもちろん、多くの人にお勧めできる作品です。

『キングスマン(Kingsman)』のあらすじ

映画『キングスマン』は、とある中東の一国で秘密結社のスパイの一人が殉職するところから始まります。亡くなった彼の同僚の家を訪れたスパイのハリーは、「困ったことがあればここに電話しなさい。」という言葉とともに、裏面に電話番号がかかれたメダルを同僚の息子エグジーに渡します。

17年後、車を盗んで警察の御用になったエグジーは、取調室の中から子供の頃にもらったメダルの裏にかかれた番号に電話をします。

どういうわけかすぐに釈放された彼を待っていたのはハリーでした。ハリーは、ロンドンに本拠地を置くキングスマンという秘密組織について、そしてエグジーの父親について彼に語り始めます。

その頃、あるIT企業の社長バレンティンは、世界各国で無料通話、無料インターネットアクセスが可能な携帯電話のSIMカードの提供を開始します。

その裏では、恐ろしい計画が進められていることも知らず、世界中の人々がこぞってこのサービスに飛びつきました。

ひとかどの人物になりたいと思っていたエグジーは、ハリーの説得もあり、キングスマンになることを決意します。しかし、キングスマンになるためには、世界で最も過酷な就職試験を突破する必要がありました、、、

この作品の見どころ

ジェットコースターのような展開で、約2時間、まったく飽きることなく楽しめる作品でした。完全にコメディタッチというわけではないのですが、ちょっとしたくすぐりや、あまりの内容のバカさ加減に大いに笑える映画になっています。

この映画には、脚本以外にもいろいろな魅力があります。

多彩で斬新な秘密道具

007をはじめ、スパイ映画に欠かせないのがスパイ達が使う秘密道具ですが、この映画でも数々の魅力的な秘密道具が登場します。

ネタバレになるので細かく紹介できないのが残念ですが、さすがに世界最強の諜報機関とうたうだけあって、傘、ライター、革靴、指輪などの紳士の身の回りの品々に、あっと驚くギミックが隠されています。

後半でエグジーの同僚が使う空飛ぶ謎の乗り物も見ものです。

豪華な俳優が演じる個性豊かなキャラクター

この映画には多くの人物が登場しますが、いずれも漫画から飛び出してきたかのような個性豊かなキャラクターです。ネタバレにならない程度に基本情報だけ紹介します。

Kingsman: The Secret Service [DVD]
エグジー/Gary "Eggsy" Unwi
写真の中央。本作の主人公。もともとは、頭脳明晰、運動神経抜群の青年だったが、家庭環境の影響もあり、ストリートギャングとしてくすぶった生活を送っていました。そんな彼の素質を見抜いた現役のキングスマンにスカウトされ、超危険な就職面接へ、、、演じるのは、映画初主演のタロン・エガートン

ハリー・ハート/Harry Hart
本作品もう一人の主役で、ベテラン敏腕キングスマン。スタイリッシュな仕立てスーツに身を包み、どんな時でも英国紳士然とした外見を崩しませんが、必要とあれば冷酷な暗殺マシーンに早変わり。

『ブリジット・ジョーン』や『英国王のスピーチ』でおなじみの名優、コリン・ファースが演じています。

バレンティン/Richmond Valentine

写真の右から2番目。表向きは、新興IT企業のカリスマ社長で博愛主義者。その裏では、異常なまでの地球への愛から、狂気にみちた計画を画策しています。

演じているのは、『パルプ・フィクション』の殺し屋役や『スター・ウォーズ(新三部作)』のジェダイの騎士役など、個性的な脇役として数多くの作品に出演しているサミュエル・L・ジャクソンです。

アーサー/Arthur 

写真の一番左。有能なキングスマン達の頂点にたつ組織のトップです。まさかあんな行動をするなんて、、、

このアーサー役の俳優は、ナイトの称号を持つイギリスの大ベテラン、サー・マイケル・ケインです。

ガゼル/Gazelle 
写真の一番右。バレンティンの右腕の冷酷な殺し屋でいわゆる悪のヒロイン。ともかく見た目のインパクトが大きいですが、映像ではそのインパクトはさらに大きいです。オスカー・ピストリウスとはいろんな共通点がありますね、、、

演じるのは、アルジェリア出身のソフィア・ブテラという新人女優です。彼女は、もともとはダンサーだったということで、映画内での華麗なアクションにも納得です。

おまけ、ディーン

エグジーの義理の父親。救いようのないろくでなし。

スタイリッシュな映像と音楽

この映画は、いわゆるR指定になっており、かなりえげつない暗殺シーンなんかがあります。ただ、そういった過激なシーンの多くは、俳優たちのキレキレの動きとカメラワークのおかげで、非常にスタイリッシュな場面に仕上がっています。

カメラワークや編集は、本作品の監督マシュー・ボーンの出世作でもある『キック・アス』をさらに進化させた感じです。

また、暗殺シーンなどで流れる音楽の使い方も、他の映画とは全然違っています。特にクライマックスで流れるディスコサウンド、KC & The Sunshine Bandの『Give It Up』の使い方は、特上のおバカで、この上なくクールでした。

続編もあるらしい

小難しいことを考えず、ストレス解消したいという人にとっては、もってこいの娯楽作品です。日本では9月11日(金)に全国ロードショーが予定されていますが、話題になることは間違いないでしょう。

この映画は、多くの国ではすでに昨年公開され、興行的にはすでに全世界で4億ドルを超える大ヒットとなっています。本作の監督マシュー・ボーンは、早くも続編の構想に着手しているようなので、こちらも今から楽しみです。