英国王室御用達の革靴「ローク(Loake)」のサイドゴアブーツを買った

loak-boots僕はもともと靴が好きで、色々と試したあげくに何足かのコール・ハーンのローテーションに落ち着いていたんですが、イギリスに住むことになったこともあって、イギリス発の靴を色々と探していました。本音を言えばロンドンのジョン・ロブ本店でオーダーしたいところでしたが、妻が怖いのでさすがに分不相応なので、チーニーやチャーチの靴なんかを履いていました。

ところが最近、たまたま入ったお店でローク(Loake)のサイドゴアブーツに一目惚れをして衝動買いをした所、これが非常に素晴らしい靴で、かなり気に入ってしましました。

今回の記事では、このサイドゴアブーツについてレビューします。

英国王室御用達のレザーシューズメーカー

ブーツについて書く前に、このロークというブランドについて簡単に紹介しておきます。

ロークの歴史

ロークは1880年にイギリスのノーザンプトンでトーマス、ジョン、ウィリアムというローク3兄弟によって作られたレザーシューズブランドです。戦時中は丈夫なブーツを大量に生産し、これらは海軍や空軍に愛用されていました。この事実からもロークの靴の性能が素晴らしいことがわかります。

2007年にはエリザベス女王からロイヤル・ワラント、いわゆる英国王室御用達の認定を受けています。もともとデパートやセレクトショップなどを中心に扱われていたロークですが、2011年にようやくロンドンに自身のオフィシャルショップができました。

ロークの靴ができるまで

ロークの靴を語る上ではずせないのが、高級靴の製法の代名詞ともいえるグッドイヤーウェルト法です。

中底に貼り付けられたテープのリブと呼ばれる部分に甲革、裏革と細革と呼ばれる細い帯状の革(ウェルト)を縫い付け(掬い縫い)、その細革とソールと縫合する(出し縫い)。

靴の製法 (Wikipedia)

何を言っているのかよく分からない人も多いかもしれませんが、非常に複雑な作業工程で作られています。一足の靴ができるまでには200近い工程があり、トータルで約8週間かかるそうです。もちろん熟練の職人が手作業しているのは言うまでもありません。

このグッドイヤーウェルト製法には、通気性がいいことや、内蔵されたクッション材が足の形にフィットするので履けば履くほど足に馴染んでくること、ソールのまるごと交換が可能といった長所があります。

もちろん複雑な工程を経て作られていることや良い皮をつかっているということで、どの靴もそれなりのお値段はします。ただ、一生ものとして付き合えると考えれば納得できる価格ではあります。ニトリ以上に「おねだん以上」です。

サイドゴアブーツのレビュー

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ロークのサイドゴアブーツ

ロークと言えば、タッセルローファーが有名かもしれませんが、僕が今回買ったのは上の写真にも載せたサイドゴアブーツです。それでは、このブーツについて、買ってよかった3つの点(+1つの難点)をレビューします。

色んなシーンで活用できる

まずデザインが非常にシンプルなのに加え、色も光沢がありつつも落ち着いたブラウンで(同じ形でブラックもあり)、使うシーンを選びません。秋から春先にかけて、カジュアルからセミフォーマルまで幅広い用途に使うことができます。

僕は普段はジーンズに合わせていますが、機会があればカジュアルなビジネスシーンでも使ってみたいと思っています。かかとがしっかりと厚めなので、ちょっとした脚長効果もあるかもしれません(これ大事!)。

抜群のフィット感

上にも書いたように、このブーツもグッドイヤーウェルト製法で作られています。まだ10回程度しか履いていませんが、早くも中敷きの部分が少しずつ足にフィットしてきた感じがあります。

また、甲の部分もぴたっと足に合いながら、きつい感じもしないので、それなりの重さがある靴にもかかわらず、歩いていて靴が足にぴったりとついてきます。これから長い付き合いになりそうですが、育てていくのが楽しみです(靴を育てるとか言い出すのは、完全に病気の始まりだといことは自覚しています)。

驚くほど履きやすく、脱ぎやすい

もともとはデザインや色味に一目惚れしたわけですが、僕が衝動買いした一番の理由は、このブーツの履きやすさと脱ぎやすさです。それなりの高さのあるブーツだったので、足の出し入れのし易さが気になったのですが、試着してビックリしました。

めちゃめちゃ履きやすいし脱ぎやすい

かかと部分のフープを少し引っ張ると、靴の口が開くので、わざわざ腰を落としてわちゃわちゃする必要がありません。ゴムの部分がいい感じで伸びるので、足がすんなりと入ります。もちろん履いている最中はゴムが縮んでいるので、足首がしっかりホールドされ、歩いている時もブカブカする感じがありません。

唯一の難点

履き始めてしばらく経ちますが、1点だけ不満があります。

それは自転車に乗りにくいことです。ちょっと靴底が滑るような感じになります。道を普通に歩いていたり、自動車を運転している時には滑るという感覚はないので、僕の自転車のペダルとの相性の問題かもしれませんが、今のところこの靴を履いて自転車の運転をするのは控えています。

逆に、不満と言えば不満はこれくらいしかありません(もちろんもっと安ければそれに越したことは無いですが……)。

通販でロークを購入するには

日本には今のところロークの専門店はないみたいですが、伊勢丹や三越といったデパートで取り扱いがあるようです。

また、アマゾンをはじめオンラインショップで購入することもできます。

Amazon.co.jpから購入する場合は30日間は返送料無料で返品できるようなので、試着することもできます(詳細はアマゾンのページも要確認)。

サイズに関しては、普段日本では26.5cmを履く僕がSize 8でぴったりだったので、一般的な靴のサイズに対して大きくもなく、小さくもない妥当なサイズ表記だと思います。

まとめ

やっぱり靴も大事なファッションだし、それなりの値段がする以上はちょっと自慢したいというのが本音です。

こんな記事を書く目的も言ってみれば見せびらかしだし。

人間だもの。

誰かの家にお邪魔したりする際に玄関で靴を脱いだ時、これみよがしにジョン・ロブなんかを魅せつけるより、ロークのようにちょっとマイナーな靴のほうが「こいつ分かってる」感があるんじゃないかと思います。

このブランド自体を知らない人が大多数なのは間違いないですが……。