マルチリンガルに学ぶ!英会話の上達に効果的な3つのコツ

僕がイギリスで暮らすようになって大変驚いたことの一つは、世の中にはマルチリンガルが非常に多いということです。

これは決してヨーロッパ人に限った話ではなく、海外で出会った日本人の中にも3、4ヶ国語を話す人が何人もいました。「日本語は独特だから他の言語を習得するのは難しいんだ」と自分の不勉強をごまかしてきたのに、その根拠が一気にくずれてしまうような経験を何度もしました。

マルチリンガルの人の話を聞くと、彼らが外国語を早く習得するために取り組んだことに共通点があることが分かってきました。日本で英語を学ぶ人にとっても大いに役立つと思うので、紹介したいと思います。

目的を認識すること

当たり前に思えるかもしれませんが、外国語学習のモチベーションを維持するには、きちっとした目的を持つ必要があります。

日本では英語の習得自体が目的になってしまっている人が結構いるように思いますが、僕が知っているマルチリングの中には趣味として外国語を覚えている人はいません。やはりその先に具体的な目的がないと、努力も続かないようです。

目的として多いのが、ある分野を勉強したいんだけど、それは自分の国より別の国の方が進んでいて、その大学に行くためにまずは言葉を学ぶというパターン。

もう一つは、配偶者や恋人が外国人なので、お互いをより理解するために言葉を学ぶというパターンもよく耳にします。

いずれにせよ、外国語はその言葉を専門的に研究する場合を除き、あくまでもある目的を達成するための手段であるということを認識しておくべきでしょう。

オリンピックのボランティアというのも良いモチベーションになるんじゃないかと思います。

参考記事:東京オリンピックのボランティアに求められる英語力はTOEIC何点?

勉強中の外国語にどっぷり囲まれること

多くのマルチリンガルは、毎日10分こつこつと10年間といった勉強の仕方をしません。やると決めたらがっつりとその言語に取り組んでいます。

机上での勉強はもちろんですが、インターネット、本、TV、ラジオなどを活用して、24時間その言語の中に身をおくんだそうです。また、その言語を話す知り合いを見つけると一気に上達すると言うマルチリンガルも多いです。

そんなの日本では無理という人もいるかもしれません。でも、最近ではちょっと検索すれば、日本国内にあるいろんな外国人コミュニティーの情報が得られます。特に英語であれば、チャンスはいくらでもあります。例えば地方で暮らしているのでそういったコミュニティーもないといった場合でも、インターネット上には、お互いの言語を教えあう仕組みもいろいろできています。

もちろんオンライン英会話でもいいと思います。実際の留学や、週一の駅前留学なんかしなくても、海外で暮らすのに近い環境というのは、いくらでも作れます。

実践、実践、実践

マルチリンガルは、勉強の初期段階からどんどん実践形式で外国語を学んでいます。例えば、短期でその国に行って、その国の言葉だけで過ごすとか、前述のように、その国の言葉をしゃべる人と友達になって遊びにいくなどして、実際にその言葉を使いながら習得しています。

たしかに、イギリスにいた時は英語が母国語じゃない人も本当にみんなよくしゃべるのに驚きました。よくよく聞くと、文法はめちゃめちゃだし、使っている単語も限られたものなのに、そんなの気にせずガンガンです。

もちろん間違えるのは恥ずかしいという外国人もいます。けれど、彼ら、彼女らが共通して言うのは、外国語を学ぶ上でミスはしょうがないことだし、ミスをするのが習得への早道だということです。

以前にパックンマックンのパックンがどこかでこんなことを言ってました。

「日本で英語の教師をしていた時、日本人の生徒は授業中も日本語ばかりしゃべってるから、お給料をもらいながら、日本語を勉強できた。」

この生徒たちの気持ちはすごいわかります。特に同じ日本人の前でしゃべるのって一番恥ずかしいです。こういった日本人の国民性や個人の性格から、上に書いたコツは、そんなに簡単じゃないかもしれません。ただ、少なくともアウトプットを意識するというのは、私自身の経験でも非常に有効です。

多くの日本人が英語の勉強に沢山の時間を費やしているはずですが、その多くは読む、聞くなどのインプットです。

でも、やろうと思えばいくらでもアウトプットの方法はあります。ネットのおかげで、昔と比べて遥かに簡単に安価に実践練習をつむ環境が整っていますので、ぜひいろいろチャレンジしてみてください。