もう一度聞きたい!1990年代の一発屋による洋楽の名曲トップ10

listening to the music
一世を風靡したものの、その後のヒットに恵まれないアーティストや芸人は一発屋などと呼ばれています。

なにかと揶揄の対象になりやすい一発屋ですが、時代を彩る楽曲には、やはり素晴らしい魅力があります。

今回の記事では、1990年代の洋楽の一発屋(英語では"One hit wonder"と言います)の中から、僕の独断と偏見で名曲トップ10を紹介します。2000年代以降に生まれた人にとっても、どこかで聞いたことのある曲ばかりなんじゃないかかと思います。

1990年代を彩る一発屋アーティストと珠玉の名曲

偉大なる一発屋アーティスト達による1990年代を彩る名曲をランキング形式で紹介していきます。繰り返しますが、順位は僕の独断と偏見です。

第10位 ミー・アンド・マイ『Dub-I-Dub』

『Dub-I-Dub』は、デンマーク出身の姉妹デュオ、ミー・アンド・マイ (Me&My)のセカンドシングルで、本国のデンマークでのランキング1位はもちろん、他のヨーロッパ諸国でも大ヒットとなりました。

当時は、日本だけでも150万枚売り上げたというから驚きです。ゲームセンターにあるダンレボで知ったという人もいるかもしれません。

いずれにせよ一度聞いたら忘れられないおばかなノリノリのメロディーとちょっとセクシーなPV特徴です。

第9位 ハンソン『MMMbop』

一発屋と言えばこのグループといっても過言ではないアメリカ発の3人組ハンソン (Hanson)。

彼らのファーストシングル『MMMbop』を外すわけにはいきません。日本では『キラメキ☆ンー・バップ』という、これまた原題に輪をかけて謎のタイトルでリリースされました。

世界で1600万枚を売り上げた大ヒット曲だけあって、分かりやすいおばかなメロディーでノリノリになれる曲です。ちょっとテンションが低い時に聞くと元気になりますが、真剣に落ち込んでいる時に聞くとなぜか腹が立ってくる不思議な曲です。

アイドル的にデビューした彼らですが、若くして人気を博した他の多くの子役などと違い、現在も兄弟3人で地道に音楽活動を続けています。

最近リリースしているのは、『キラメキ☆ンー・バップ』のようなポップな曲ではなく、渋いロックテイストの強くなっています。

たしかに、30代になってあの曲のテイストは無理がある気がしますが、やっぱりライブなんかでは歌っているんでしょうか。気になります。

第8位 シャンプー『Trouble』

『Trouble』は、イギリスの女性デュオ、シャンプー (Shampoo)による1994年のヒットソングです。

この曲がリリースされた時は、日本でもMTVなどでこの曲のPVがヘビーローテーションされていました。当時中学生くらいだった僕もかっこいいお姉様たちと思って見ていました。

当時の人気は、楽曲の良さもさることながら、ちょっとワルそうなジャッキー(Jacqui)とキャリー (Carrie)の2人のキャラクターの魅力によるところも大きかったと思います。

ただ、彼女たちのCDを最後に目にしたのは、ブックオフの100円コーナーでした……。

第7位 ニュー・ラディカルズ『You get what you give』

ニュー・ラディカルズ (New radicals)は、1990年代後半に活動していたアメリカのオルタナティブロックバンドです。デビュー曲でもある『You get what you give』は、カナダ、ニュージーランドで1位をとるなど、大ヒットしました。

曲の歌詞の一部が、ベック、ハンソン、コートニー・ラブ、マリリン・マンソンといった他のアーティストをディスる内容だったのもアメリカ本国では話題になっていたみたいです。

実はバンド自体はこのアルバム一枚で解散してしまいましたが、ボーカルのグレッグ・アレクサンダーは、その後も音楽活動を続けています。

最近では、映画『はじまりのうた (Begin Again)』の音楽を担当し、この映画向けにプロデュースした楽曲『Lost stars』が第87回アカデミー賞の歌曲賞にもノミネートされました。

第6位 スキャットマン・ジョン 『Scatman』

シングル曲『Scatman』が大ヒットになったスキャットマン・ジョン (Scatman John)ですが、メジャーデビューアルバム『Scatman's World』も全世界で売れに売れました。

特に日本では、プッチンプリンなどのテレビCMにも出るほどお茶の間の人気者にもなりました。Hey Hey Hey!やミュージックステーションなどにも出ていた記憶があります。

大変残念ながら1999年に57歳という若さで他界されました。

超早口スキャットを得意する彼がもともと吃音に悩んでいたというのは有名な話ですが、自分と同じように吃音症に悩む人たちのために、多くの支援をしていたことは、あまり知られていないかもしれません。

第5位 チュンバワンバ『Tubthumping』

『Tubthumping』は、イギリスのアナーキーパンクバンド、チュンバワンバ (Chumbawamba)による大ヒット曲です。ちなみにTubthumpingは、熱弁をふるうという意味の英語です。

日本でも、ラジオなどでかなりヘビーローテションされていましたね。しばらく前にはNTT西日本のCMでも使われていたので、若い人でも知っている人が結構いるんじゃないかと思います。

"I Get Knocked Down♪"というサビのパートを耳にしたことがある人は沢山いるんじゃないかと思います。でも、サビ以外は知らないっていう人はもっと多いかもしれません……。

第4位 ロス・デル・リオ『恋のマカレナ』

『恋のマカレナ (Macarena)』はスペインのデュオ、ロス・デル・リオ (Los Del Rio)によって、1993年にリリースされた大ヒットシングルです。

スペインではもちろん、アメリカや他の欧州各国でもランキング1位を獲得したモンスターソングです。

それにしても、このおじさん達は、このワンフレーズで一体いくら稼いだのでしょうか……。

第3位 リサ・ローブ (Lisa Loeb)『I Do』

アメリカのシンガーソングライター、リサ・ローブ(Lisa Loeb)による一曲です。実は、この『I Do』という曲はそれほど売れたわけではなく、彼女のシングルで最も売れたのは『Stay』というデビュー曲です。

『Stay』は全米で1位をとるなど大ヒットとなり、彼女が一発屋という文脈の中で語られる時には基本的にこの曲『Stay』とセットなのですが、個人的には『I Do』の方がはるかに名曲だと思っています。

というわけで、本来の趣旨とは少し離れてしまいましたが、敢えて『I Do』のミュージックビデオを載せています。

第2位 ナタリー・インブルーリア『Torn』

第2位には、ナタリー・インブルーリア(Natlie Imbruglia)の『Torn』を選びました。

よくこの曲で一発屋扱いをされている彼女ですが、僕がこの曲を2位に選んだのは、この楽曲が好きという以上の深い理由があります。

それは、彼女のルックスがもろに好みだったからです……。

音楽は五感で楽しむのを信条としている僕にとっては、大事な要素です。当時、MTVで初めて彼女を見た時は、あまりの美しさに衝撃を受けました。

僕は現在海外で暮らしているのですが、外国に対する興味はこの時に生まれたのかもしれません。

ちょっとおおげさかもしれませんが、ミュージックビデオを見てもらえば、田舎に住んでいたませガキが受けたショックと外国へのあこがれの気持ちも分かってもらえる思います。

ちなみに、今年になって、5年ぶりとなるオリジナルアルバム『Male』を発表しています。最近の映像を見ると、ちょっと痩せ過ぎにも思えますが、美しさは相変わらずでした。

第1位 ザ・ヴァーヴ『Bitter Sweet Symphony』

この曲を含む彼らのサードアルバム『Urban Hymns』は名盤と名高く、Cold Playのクリス・マーティングをはじめ、数多くのアーティストから賞賛されています。個人的にも大好きな一枚です。

1990年代を代表するロックグループだという声もあるザ・ヴァーヴ (The Verve)なんですが、大ヒット曲と呼ばれるほど売れたのは実はこの『Bitter Sweet Symphony』だけです。

美しく壮大なイントロで始まり、ちょっと癖のあるボーカルで歌われるこの曲を作り上げただけでも、このバンドが生まれた価値があったと思います。

もし彼らが、このアルバム以降も継続して活動を続けていたら、素晴らしい楽曲を次々に提供してくれたのではないかと思いますが、残念ながらこの曲をリリースした翌年に解散してしましました。

2000年代末には、単発で復活したものの再び解散しています。次の復活を待ちたいところです。

1990年代は"One hit wonder"の黄金時代

今回紹介した楽曲以外にも、1990年代は下記のような一発屋たちの名曲があります。

  • スノウ (Snow)『インフォーマー (Informer)』
  • アクア (Aqua)『バービー・ガール (Barbie Girl)』
  • メレディス・ブルックス (Meredith Brooks)『ビッチ (Bitch)』
  • イーグル・アイ・チェリー (Eagle-Eye Cherry)『セイブ・トゥナイト (Save Tonight)』
  • ルー・ベガ (Lou Bega)『マンボ No. 5 (Mambo No. 5)』

どうですか?30代から40代の人は、懐かしさに震えるんじゃないですか?

こうして並べると、90年代は一発屋たちの名曲の宝庫といってもいいかもしれません。

個人的には、90年代後半は音楽を聴き始めた時期でもあり、当時のヒット曲を聞くとその時々の思い出が浮かんできます。

70〜80年代生まれの人は、友達とドライブする時や、宅飲みなどでこういった曲をかけると、思い出話しに花が咲くこと間違いなしです。

***2015年10月2日追記***

2000年代の個人的トップ10に関する記事を投稿しました。

ダニエル・パウターの『Bad day』やジェイムス・ブラントの『Your are beautiful』を抑えて第1位に輝いたのは、どの楽曲でしょうか?

ぜひチェックしてみてください。