ビジネスでも使える!英語を丁寧にする便利な敬語表現、言い回し

たまに「英語には敬語がない」という嘘を耳にすることがありますが、これは全くの誤解です。

もちろん日本語のように尊敬語、丁寧語、謙譲語などと綺麗に分類されているわけではないですが、英語にも相手やTPO(日常会話なのか、ビジネスなのか)にあわせた表現や言い回しがあります。

今回の記事では、自分の言いたいことは何とか相手に伝わるといった英語中級者の皆さんを対象に、こうした丁寧な英語表現を紹介します。

丁寧な英語の基本は間接的な表現

english-school丁寧な英語の基本は、ちょっと間接的な表現や言い回しを使うことです。具体的には、時制を過去にずらしたり、表現をぼかすことです。

過去形を使うと丁寧な印象になる

英語は、動詞、助動詞の過去形をうまく使うことで丁寧な表現になります。例えば、スターバックスで飲み物を注文するとき、若いお兄さんは、

"Can I have (get) ..., (please)?"

と言ったりしますが、これを丁寧に言うには、

"Could I have ..., please?"

という表現をします。

これは、can→could以外にも、will→would、may→might、shall→shouldなどにも当てはまります。

また、助動詞にかぎらず、"I am wondering"も"I was wondering"というように時制を過去にずらすと丁寧な印象を与えることができます。過去形を使って自分と相手との距離を離すことで、丁寧さを演出しているわけです。

これは、日本のコンビニでよく聞く「◯◯でよろしかったでしょうか?」といういわゆる若者言葉(若者以外にも使われていますが)にちょっと似ています。

ただ、この日本語とは違って、英語の過去形はきちんとした丁寧な英語として認められていますので、状況に応じて使えるようにしましょう。

言葉をぼかして曖昧にするとソフトな表現になる

kind of, sort of, about, around, ...ishというぼかした言い回しを使うことで、表現がソフトになります。

例えば、

"Anytime around 6 pm would be fine by me."

6時頃ならいつでも大丈夫です。

"OK, I'll pop around at 6ish."

じゃあ、6時頃にあなたの家にいきます。

...ishは聞きなれない人も多いかもしれませんが、いろいろな単語の後ろにつけることで、「だいたい」とか、「◯◯っぽい」などといったニュアンスを表現することができます。

たとえば、brownish(茶色っぽい)とか、japaneseish(日本っぽい)とかいろんな場所で使えます。日本語のボーイッシュのような使いかたをイメージすれば良いと思います。

使える定番の言い回し、フレーズ

business-suit

ここでは、いろいろな場面で使える定番の言い回し、フレーズを紹介します。

何かをお願いするとき

相手に何かをやってもらいたい時、いくらpleaseをつけても命令形の言い方はかなり直接的で、時に失礼な言い方になります。

・I was (am) just wondering if ....

例) "I was just wondering if you could borrow your car next week."

→「来週車借りてもいいですか?」

・Would (Do) you mind if I ...?

例)"Would you mind if I ask you how much it is?"

→「それいくら(値段)か聞いてもいいですか?」

・It would be nice if ....

・I would appreciate it if ....(*ちょっと固いフォーマルな表現。appreciateの後のitを忘れずに!)

例)"I would appreciate it if you could send it to me soon."

→「すぐに送って頂けるとありがたいです。」

少し言いにくいことを言う時

聞きづらい質問をするときや、相手に誤解されそうな意見を言うときは、下記のようなつなぎ言葉で前置きをしてから言うとよいでしょう。

・Don't get me wrong, but ....

・Please don't misunderstand me, but ....

例)"Don't get me wrong, it was a nice party, but I did not really enjoy it."

→「変にとらないでね、確かにいいパーティーだったけど、私はそんなに楽しくなかったかな。」

相手に反論したい時

相手の意見に反論するとき、こちらの人は相手の言い分を認めつつ(認めたふりをしつつ)、その後に反論します。

・Yes, but ....

・That sounds great, but ....

・That’s true, but I’m not sure that ....

例)"That souds good in theory, but I don't think it works well in reality."

→「理屈上はよさそうだけど、実際にうまくいくとは思えないな。」

・... is not my cup of tea.

例)"Everybody loves football. But, to be honest, it is not my cup of tea."

→「みんなサッカーが大好きだけど、正直私は興味ないかな。」

ちょっとした前置きに便利なフレーズ

上記の表現以外にも、ちょっと前置きしたいときはこんなフレーズを使ってみましょう。

慣れないうちは、相手の目をみて、"Well, ..."とするだけでも、だいぶ柔らかい印象を与えられるはずです。

・Forgive me if I've told you this before, ....

→「前にいったかもしれないけど、…。」

・I may be wrong, but ....

→「まちがってるかもしれないけど、…。」

・Personally speaking, ...

→「僕/私としては、…。」

・Have I told you that ...?

→「…のことあなたに話したっけ?」

・You know what? / Guess what?

→「ねえ、聞いて。/ あのさー。」

例)"You know what? Why don't we go for a pint after work?"

→「あのさー、仕事終わったら飲みに行かない?」

英語がうまい人ほど注意が必要

今回紹介した英語をソフトにする表現は、初心者のうちはあまり気にする必要はないかもしれません。仮に少しくらい無礼な表現をしてしまっても、それは英語力のせいだと思ってもらえるからです。

でも、ある程度英語がうまくなってくると注意が必要です。失礼な言い方をしてしまった場合に、英語力のせいではなく、本当に失礼な人なんだと思われる可能性が高くなってくるからです。

また、相手がよほど仲の良い友達でもない限り、ビジネスの場はもちろん普段からできる限り丁寧な言い方をすることをおすすめします。

ちなみに、このブログでは英会話の上達に役立つ情報を発信しています。ぜひ他の記事も読んでみてください。

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