2016年2月全米公開リリー・ジェームズ主演の映画『高慢と偏見とゾンビ』

Pride and Prejudice and Zombies: The Classic Regency Romance-Now with Ultraviolent Zombie Mayhem (Quirk Classics)

 

今、僕が最も楽しみにしている映画がバー・スティアーズ監督の『高慢と偏見とゾンビ』です。あの有名な小説を原作にしたパロディ小説を原作にした(ややこしい、、、)映画で、アメリカ、イギリスなどでは、2016年2月に公開される予定です。

今回、めでたく予告編(英語)が公開されましたので、映画の概要とともに紹介します。

普段ゾンビ映画をそれほど観るわけでも無い僕が、なぜこんなにこの映画に期待をしているのが分かってもらえると思います。

元ネタはジェーン・オースティンの名作

この映画は、アメリカの作家、セス・グラハム・スミスによって2009年に発表されたパロディ小説『高慢と偏見とゾンビ (Pride and Prejudice and Zombies)』が原作になっています。

パロディ小説と言うからには元ネタがあるわけですが、もちろんイギリスを代表する女流作家ジェーン・オースティンの名作『高慢と偏見』です。

『高慢と偏見』は、かなりの大作なので、数行でまとめることはとてもできないのですが、結婚が女性の幸せとされた18世紀のイングランドを舞台にした恋愛小説です。

片田舎に暮らす地主一家(ベネット家)の次女エリザベスを主人公に、彼女の4人の姉妹、結婚を急かす母親、そして一見難しそうな独身貴族のダーシー、その友人のピングリーなど、多数の人物が登場します。

最初は誤解をし合っていたエリザベスとダーシーが、だんだんとお互いの誠実さや聡明さに気づき、、、といった内容です。

さて、肝心の『高慢と偏見とゾンビ』の方ですが、舞台は『高慢と偏見』で描かれた当時のイングランドのパラレルワールドです。

基本的な設定は元ネタと同じで、実際に小説版の『ーとゾンビ』ではほとんどの文章が元の『高慢と偏見』そのままになっており、ジェーン・オースティンも小説の共著者としてクレジットされているほどです。

『ーとゾンビ』が、元ネタと唯一(そしてもの凄く)違うのは、『ーとゾンビ』の世界には、当たり前のようにゾンビが徘徊していることです。

主役はシンデレラガールのリリー・ジェームズ

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元ネタの『高慢と偏見』は、すでに何度も映像化されており、比較的新しいところでは2005年にキーラ・ナイトレイ主演で映画が作られています。

また、『Kingsman』のコリン・ファースがダーシー役をつとめたBBCによるテレビドラマ版も有名で、個人的に大好きな作品の一つでもあります。こちらは、日本でもDVDで観ることができます。

さて、映画版の『ーゾンビ』では、主人公となるエリザベス・ベネットをリリー・ジェームズが演じます。

リリー・ジェームズといえば、実写版『シンデレラ』の主演をつとめて一躍人気者となった注目の若手女優です。ダウントン・アビーで知ったという人も多いかもしれません。

イギリスで放送されているトルストイの「戦争と平和」の主要キャラクターにもなっています。こうして見てみると、時代物のヒロインとして起用されることが多いですね。

ちなみに、リリー・ジェームズについては過去にこんな記事も書いています。

icon-arrow-circle-right シンデレラ主演女優の発言は本当に日本人への人種差別なのか

お相手となるダーシー役は、こちらもイギリスの俳優で、『マレフィセント』などに出演しているサム・ライリーが選ばれています。

期待が高まる予告編映像

さて、昨日公開された予告編は、エリザベス・ベネットの以下の様な言葉で始まります。

 

To succeed in polite society, a young woman must be many things, kind, well-read, and accomplished. But to survive in the world as we know it, she'll need other qualities.

上流社会で成功するためには、若い女性はたくさんのことを要求されます。親切さ、読み書きの能力、芸術のたしなみ。でも、この世界で生き残るには、他にも必要な能力があるんです。

 

僕はこのトレーラーを既に3回は見てしまいましたが、約1分間という短い予告編ながら、大いに期待が膨らむ動画になっていました。それでは、予告編をどうぞ。

!結構えげつないシーンが含まれます。特にお子様や心臓の弱い方は、閲覧に注意してください。

いかがでしたか。美しいイングランドの風景やお屋敷とゾンビの対比がありえないほどナンセンスで、怖いシーンほど笑ってしまいそうになります。

よく見てみると、予告編前半で、若い女性に必要なのは、well-readうんぬんを言っているシーンでは、写っている本が剣道の本ばっかりという伏線が入っています。

本作は、もともと2009年にナタリー・ポートマンが製作、主演をするという計画が発表されていましたが、紆余曲折の上、一時は制作が中止されるとの噂もありました。

キャストなどは当初の予定とは違うものの、ここまでしっかりした予告編が作られているのであれば、さすがに製作中止にはならないでしょう。

この予告編だけでは実際にどんな映画になるか分かりませんが(ホラー?コメディ?)、ゾンビハンター5人姉妹がどんな活躍を見せてくれるのか、これまで以上に公開が待ちきれなくなりました。

アメリカでは来年2月5日に、イギリスではその一週間後の2月12日に公開予定です。残念ながら現時点で日本での公開日は未定のようですが、米英とそう違わない時期に公開されるのではないかと期待しています。